平田オリザさんの演劇ワークショップ③

平田オリザさんの演劇ワークショップ
3回目に参加してきました。
 
情報がありすぎて、学んだ事や感じた事を文面で伝えるのは難しい。
一部だけでも伝わればと思って書いてみます。
 
今回のテーマは「コンテクストをすり合わせる」
 
一般的に言われることは、
日本人は高コンテクスト。言葉にしなくても通じ合える「察してくれ文化」
アメリカ人は低コンテクスト。言葉にしなきゃ伝わらない。
 
このコンテクストっていうのが他者を理解する上で大切な役割を果たす。
 
都会で男女の若者の横を通りすぎたとき、会話が聞こえたとしよう。
 
「ねぇ、今日ボウリングいかない?」
 
これを聞いて、「この男の子すっごくボウリング好きなんだなぁ」と思う人はいない。
きっとこの女の子と一緒にいたいんだなと思う。
 
もし女の子が「ボウリングはやだな」って言ったら「じゃあ映画を観に行こうよ」となる。
つまり「ボウリング」に興味がある訳じゃない。女の子に興味がある。
 
これを「うんうん」と読める人が多いと思うけど、それは同じ文化圏であり、同じ言葉がわかるから。
 
たとえば、対象がアマゾン川周辺の原住民だったら?江戸時代の人だったら?
このセリフは使えない。
 
平田さんは、この「違い」より難しいのは「ズレ」だと言った。
同じ文化圏で色んな感覚が一緒だというのに、必ずズレがある。
「違い」よりむしろ「ズレ」が気づきにくい。理解してもらえない。
 
 
さっきの男の子のお誘い:
「ねぇ、今日ボウリングいかない?」
に対して、女の子が、
「私、今日ボウルもっていません」
と言ったら、これは明らかにズレ。会話としては成り立っているけど、会話がかみ合っていない。同じ言葉や文化を共有しているからこそ、この「ズレ」が「違い」より厄介なのだ。
 
夫婦間ではこの「ズレ」がケンカの原因になりやすい。
私がミックとケンカにならないのは、そもそも言語が違うし文化が違うと開き直っているからかもしれない・・・ズレも違いもうちではコメディになる。
 
 
「台詞のコンテクストとは、すなわち、劇作家がその台詞によって、観客に何を伝えたいのかを意味する」By 平田さん
セリフではその言葉の真意がちゃんと伝わらないと、お客さんとかみ合わなくなる。
スキットを通しての練習をしたら、その意味がわかった。
 
原因と結果を一直線で考えない。
「ズレ」にみえるけど、色々「違い」があることを理解する。顕在化させることが大切。
 
 
もっと詳しく知りたかったら、「わかりあえないことから」平田オリザ
をどうぞ♪