平田オリザさんワークショップ4回目

GW明けて、ワークショップ4回目!


3時間のワークショップ中、作品づくりに費やす時間が段々長くなってくる。
16人の参加者たちは3つのグループに分けられて演劇づくりに励んでいます。


・15分間ぐらいの作品
・場面転換がない「一幕もの」
・現代を扱った内容であること
・メンバー全員が登場


この4つがルールとなり、みんながタイトルやエピソードを持ち寄った結果、
「新入社員歓迎会に親が来ると言いだし・・・」
「空港トランジットで旅行会社の人が現れず・・・」
「コインランドリーで持ち主がわからない洗濯物が・・・」
という3チームになった。


以前にも伝えたけど、私が持ち寄った「古民家」は早い段階でアウト・・・泣
ちなみに場面設定としては、ある程度人の出入りがあり得る場所が理想とのこと。


私的な場ー例えばおうちの部屋とかだと閉じすぎていて、事件が発展しにくい。
公的な場ー例えば駅のように開きすぎていると、特定の内容を描きにくい。
つまり「半公的な場」がよい。
(詳しく知りたい人は、平田オリザさんの「演劇入門」を読むべし)


さて、コインランドリーグループに配属されている私は、
①最初にAさんとBさんがいて、
②そのあとCさんが入ってきて事件発生
③さらにDさんが入ってきて事件が盛り上がる
・・・


こうやって人の出入りを通して、ここがどこか、どんな時期か、どんな人間関係か、どんな事件が起こるのかをお客さんに伝えていく。
ここでポイントになるのは、決して「コインランドリー」と言葉にしないで、ここがコインランドリーであることを知らせるなど。


つまり、最初に「やっぱコインランドリーや洗剤臭いねー」とか言っちゃったら、センスがないセリフとなる。
「なかなか派手な下着が回ってるわねー」とかなら、いい線言っている。


一気にここがコインランドリーと知らせる必要がない。自然な会話の中で知らせる。
徐々にいいタイミングで色んな事がわかっていくところに、見る側の想像力が楽しく働く。


すっごく心理作戦が必要なのだ。ホントにホントに難しいけど、おもしろい!!!


誰が入って誰が出ていって・・・と場面をつくるのを「プロットをつくる」という。
15分間なら10プロット前後の作品になるらしい。


プロの劇作家である平田オリザさん曰く、1つのプロットにつき1冊の本を読んでセリフを書くぐらいの気持ちで望むらしい。


ちなみにうちのコインランドリーチームは、女装癖があるオトコ2人が、派手なドレスをこっそり洗濯しているところ奥さんが現れ・・・的な流れです。
私はその「奥さん」役。今作成中のプロット②に出てくる。


来週まで私はプロット3つ分のセリフをざっくり作っていかなければならない。
センスが問われるなぁ。あはは。

平田オリザさんの演劇ワークショップ③

平田オリザさんの演劇ワークショップ
3回目に参加してきました。
 
情報がありすぎて、学んだ事や感じた事を文面で伝えるのは難しい。
一部だけでも伝わればと思って書いてみます。
 
今回のテーマは「コンテクストをすり合わせる」
 
一般的に言われることは、
日本人は高コンテクスト。言葉にしなくても通じ合える「察してくれ文化」
アメリカ人は低コンテクスト。言葉にしなきゃ伝わらない。
 
このコンテクストっていうのが他者を理解する上で大切な役割を果たす。
 
都会で男女の若者の横を通りすぎたとき、会話が聞こえたとしよう。
 
「ねぇ、今日ボウリングいかない?」
 
これを聞いて、「この男の子すっごくボウリング好きなんだなぁ」と思う人はいない。
きっとこの女の子と一緒にいたいんだなと思う。
 
もし女の子が「ボウリングはやだな」って言ったら「じゃあ映画を観に行こうよ」となる。
つまり「ボウリング」に興味がある訳じゃない。女の子に興味がある。
 
これを「うんうん」と読める人が多いと思うけど、それは同じ文化圏であり、同じ言葉がわかるから。
 
たとえば、対象がアマゾン川周辺の原住民だったら?江戸時代の人だったら?
このセリフは使えない。
 
平田さんは、この「違い」より難しいのは「ズレ」だと言った。
同じ文化圏で色んな感覚が一緒だというのに、必ずズレがある。
「違い」よりむしろ「ズレ」が気づきにくい。理解してもらえない。
 
 
さっきの男の子のお誘い:
「ねぇ、今日ボウリングいかない?」
に対して、女の子が、
「私、今日ボウルもっていません」
と言ったら、これは明らかにズレ。会話としては成り立っているけど、会話がかみ合っていない。同じ言葉や文化を共有しているからこそ、この「ズレ」が「違い」より厄介なのだ。
 
夫婦間ではこの「ズレ」がケンカの原因になりやすい。
私がミックとケンカにならないのは、そもそも言語が違うし文化が違うと開き直っているからかもしれない・・・ズレも違いもうちではコメディになる。
 
 
「台詞のコンテクストとは、すなわち、劇作家がその台詞によって、観客に何を伝えたいのかを意味する」By 平田さん
セリフではその言葉の真意がちゃんと伝わらないと、お客さんとかみ合わなくなる。
スキットを通しての練習をしたら、その意味がわかった。
 
原因と結果を一直線で考えない。
「ズレ」にみえるけど、色々「違い」があることを理解する。顕在化させることが大切。
 
 
もっと詳しく知りたかったら、「わかりあえないことから」平田オリザ
をどうぞ♪

『こくばる』との想い出♪

<こくばるとの想い出>

2016年12月の雪降る琵琶湖合宿でのこと。こくばるのバディ(相棒)さんがみんなに言いました。『こくばるに特別なプレゼントをしたい!みんなから「愛してる」「こくばる、好きやで!」って今日はいっぱい言ってあげて欲しい!』

その作戦は口伝てに広まり、その日は「愛してる」と「好きやで!」が飛び交う、ステキな日になりました。今も忘れない想い出。みんなを愛し、みんなに愛された男、こくばる。